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保守・中庸(p=0.008)、清潔(p=0.042)の各尺度得点が高く、T群では教養(p=0.000)、社会奉仕(p=0.000)、運動の実施(p=0.001)の各尺度得点が高い値を示したが、娯楽(p=0.132)、経済型(p=0.130)、妻主導型(p=0.072)の各尺度得点では、両地域間で有意差は認められなかった。
心身の健康状態については、疾病頻度(p=0.903)、多愁訴(p=0.771)、情緒不安定(p=0.619)のいずれも両地域間で有意差はなかった。性格については、T群で外向性(p=0.000)、自発性(p=0.001)の尺度得点が高かったが、共感性(p=0.575)尺度得点と遺伝的健康観(p=0.081)尺度得点では、両地域間に有意差は認められなかった。
2.血圧、身体計測、血液検査値の地域比較
血圧、BMI、血液検査値の地域別平均値および標準偏差を表2に示す。S群はT群に較べてBMI(p=0.000)が有意に高く、さらに収縮期血圧(p=0.001)、拡張期血圧(p=0.006)ともに有意に高い値を示した。また、尿酸値(p=0.000)、グリコヘモグロビン値(p=0.028)も、ともにS群がT群に比べ有意に高かった。総コレステロール

 

表2 血液検査値等の地域別平均値・標準偏差(SD)

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表3 血液検査値等と生活習慣尺度および年齢との相関係数

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